いつも目にするものだから3
そして、薄べり床となれば、壁は京壁本聚楽、天井は薩摩スギとなる。
しぼ丸太にタガヤサンやケヤキのおとしがけではおかしい。
また、マツの皮つきの丸太(面のある丸太)を使ったら、皮つきのものかタケのおとしがけ。
これを使わなくてはいけないという定石はないが、無視すると、どうにも格好のつかない床の間ができ上がる。
天井の役目は大きい。
保温、断熱はもとより、このごろでは吸音、明かり(照明)の効果なども考え合わせなくてはならない。
昔は桐の間などといって、天井にキリの板を張って、天井で格式や権威を誇示した。
そのくらい天井には気をつかった。
私は「木芸変身」という言葉が好きで、家づくりの話の中で、その言葉をよく使うが、天井は部屋の中で、大きな部分を占めるだけに、変身の具合もさまざまだ。
ソファー ベッドなどをおいても、部屋の表情は天井で決まるといっても過言ではないだろう。