いつも目にするものだから1
集成の技術もかなり進んで、床柱用には一目ではそれとわからないものがたくさん出回っている。
むろん、変木、奇木などというのは感心しない。
茶室や鴨堅で、全体に奇をてらった建物ならともかく、ふつうの家で、節が面白いからといって、とんでもない箇所に節がある木や、ぶっかけ模様が面白いからといって、変に木肌がえぐれたようなものを使うのはおかしい。
木の節の模様が人の顔に見えるからといって面白がり、「人面柱をつけてもらいました」と得意顔のお客さんがいた。
ソファー 通販にこだわるよりもおかしい。
すすめた大工も大工なら、それを面白がって自慢する人のセンスもいかがか。
毎日、何かの折に目にする床柱が、変木では、最初はいいとしてもすぐに飽きがくる。
それより、他人は床柱に変木、奇木を使うようなお施主さんを変人、奇人じゃあるまいかと、勘ぐるかもしれない。
床の間は床柱だけで成り立つものじゃない。