いがいが栗1
それにしてもあの痛いのには閉口だ。
地面に転がっている果実を拾うのは楽しいが、いがの中から果実を要領よく取り出すには、練習と工夫の積み重ねが必要だ。
野菜 種などを作る農家ではそれぞれに苦心の小道具を考案して作業能率を上げている。
例えば割り竹をU字型に曲げた「いが挟み」、板で作った「いが剥き台」などである。
自家用の数本の木で、とりあえず、という程度なら、金物店で売っている炭やたどんや何かを挟む、炭ばさみがよい。
ただし大きすぎるものや重いものは扱いにくい。
ぼくは、子供のころ見て覚えたこともあって、こんな場合には古鎌を使った。
古い鎌の刃の部分を自分の手の延長として、動作が滑らかになるように曲げたりして工夫すれば、これでもけっこう間に合う。
両手を空けたい時には腰に差しておけば見失う心配もない。
クリの果実(果皮)は硬くて、指先だけではとても剥けない。